布団の上にどうして刀を置くのですか?
Q「おじいちゃんが亡くなった時、布団の上に、
木製の刀の形をしたものを置いていました。何の為に、置いているのですか?」
A「この刀の事を、「守り刀」と言います。
人が亡くなりますと、胸元に守り刀を置くのですが、これは古来よりの風習で、
死者が武士の場合に枕元に刀を置いた名残であるとか、魔除けや死霊に対する
鎮魂、また死者の魂が持ち去られることを防ぐ為、あるいは死霊を封じ込める
などの言い伝えがあるそうです。
尚、浄土真宗では、守り刀は必要ありません。」