直葬のことを教えて下さい
Q:「直葬のことを具体的に教えて下さい。」
A:「直葬(ちょくそう)とは造語で、お葬式を行わず火葬場へ直行し、ご遺体を火葬する葬送方法のことを言います。
直葬を選択される方の多くは、「身寄りがない(行政や施設に委ねられる)」「宗教と関わりを持たれない(無宗教家庭)」「生活保護世帯」とされていましたが、近年では、経済的な理由からお葬式を行うことが困難となり、なくなく直葬を選択するご家庭や、家族葬を代表とする葬送の縮小化、宗教者との関係の希薄化、長寿社会により失われるお葬式の必要性、社会構造・家族構成の単一化、そのことによりお客様自身が生前中に直葬を希望されるなど、「直葬」が葬送の選択肢として、人々の中に根付こうとしています。
正確なデータの収集は今現在なされてはいませんが、葬送分野における専門家によると、東京で15~20%、全国的には5~10%と言われています。この数値を見ている限りでは決して多くはありません。
しかし先に述べた理由が今後徐々に進行していくことになったとき、それらの影響を強く受けることになるのは、これから葬送を担う今の若者達です。日本経済の衰退による就職氷河期は続きます。生きることに必至で信仰の心さえも奪われているような今の世の中。残念ながらこのような社会であるが為に、これから直葬が増えて行く可能性はおおいにあると言えるのです。
いずれにしても「直葬」は、世間一般的に言えばまだまだ特殊な葬法の部類です。それゆえに遺族、親族の間に葬送方法をめぐる議論が生じることがございます(直葬自体への反対や納骨場所の問題(お寺に納骨堂がある場合など))。もし「直葬」をお考えの方がいましたら、事前に関係する方々とお話しし、理解を得ておくことが必要です。」
*弊社【直葬プラン】については、トップページから「葬儀プラン一覧」→「直葬プラン」をご参照下さい。