葬祭ディレクターとは?
葬祭ディレクターは、葬祭業界に従事する人々の能力、技能レベルを審査する為の資格制度です。
葬祭ディレクターの資格を取得するには、「葬祭ディレクター技能審査協会」『労働省認可(現厚生労働省、H8年認可取得)』が主催する葬祭ディレクター技能審査に合格することが必要です。
また葬祭ディレクターには、1級葬祭ディレクターと2級葬祭ディレクターのふたつの資格があり、1級の資格を受験するには、5年以上の葬祭実務経験、2級の場合は3年以上と葬祭業に従事している者に受験資格が与えられます。
そして技能審査試験の内容ですが、葬儀社にとって重要となる、葬儀予備知識・葬儀の受注・会場設営・式典運営の4つのコンセプトを学科試験と実技試験(交渉実演、幕張、司会)に分け評価するものとなっています。現在、葬祭ディレクター資格を持たれている方は、全国に約2万人近くいると言われています。また、技能試験の難易度も年々上がっているようです。
将来的には、葬祭ディレクターの資格を持っている従業員が務める葬祭業者が、「安心の葬儀社」の基準となる時代が来るかもしれませんね。