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俗名での納骨は可能ですか 2014年5月19日

Q「私のお寺は浄土真宗です。
90歳になる父が病気により亡くなったのですが
訳あってお葬式を行わず火葬だけを行いました。
ただ、納骨はお寺に納骨堂があるので、納骨堂に納めたいと
考えています。
その場合、俗名(今のお名前)による納骨は可能ですか?」

A「このようなご質問の答えは地域やお寺によって異なるように
思いますが、旭川市では、私の知る限り、俗名でご納骨をしてくれる
お寺はないように思います。
その理由は、お寺の役割にあるように思います。
お寺は、大切な檀家がお亡くなりましたら、
法名(浄土真宗では、戒名のことを法名と言う)をお寺より
授けます。法名はお浄土の世界でのお名前です。
(お浄土の世界に往生、生まれ変わらせて頂くことが浄土真宗では
重要と考え、来世での呼び名となる法名もまた同様に重要なのです)
そして葬儀により故人を弔い、火葬してご納骨する。
皆さんはそこまでが、お寺の役割と思っていますが、そのあとが大切なことで、
お寺は長い期間をかけて亡き人や先祖のご供養をいたします。
古来よりお寺は亡き人に代わってご家族を見守る役割を担ってきました。
お坊さんは月命日や年忌法要にご自宅にお伺いしますが、これはお坊さんが見た
ご家族の様子をお経を通して、亡き人やご先祖様にご報告する役割があるからなのです。
そして、そのことを伝えるために浄土の世界の新たなお名前が必要なのです。
(法名を通して、語りかけます)
ご相談者様にとって故人様のお名前でご納骨したいという気持ちは、
至極当然だと思います。
しかしお寺としても、法名を授けることは仏教の世界ではとても大切なことであり
また、ご縁を頂いた故人様にとってのお寺からの賛辞に等しいことなのです。
いずれにしても、勝手にご納骨はできません。
納骨堂はお客様の所有物ではありますが、管理者はお寺です。
必要な手続きを経て、ご納骨をすることになります。
今までの話から、俗名によるご納骨は難しいように感じたと思われますが
私自身も、俗名でのご納骨ができないと断定できる訳ではありませんので、
まずはお寺へお電話してみてください。」

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